ちばを行ったり来たり
2005年 12月 25日
chibaちゃんがクリスマスもお仕事ということなので、腹いせに千葉県に行ってきた。
高校時代、僕がひたすら絵を描いていた頃、マグリットとホックニーの創造性に憧れ、ワイエスの色彩に魅せられ、そしてリヒターの多様性に頭カチ割られた。こんな風に書くとかっこいいので思わず書いてみた。実際は3年間卵の絵を描き続けていたわけですが。
僕の中での美術界四天王。その一角、リヒターの展覧会を観に千葉県はさくら市へ。
さくら市、そう、僕の実家さくら市のパクリモト。
つーか千葉県、田舎じゃないか。いや、ド田舎じゃないか。北関東北関東と千葉出身の人に馬鹿にされる筋合いはホンットにない。こんなド田舎でリヒターに出会えるなんてほとんど奇跡に近い。
オイルオンフォトの連作がなかったのがちょっと残念だったが、背筋が伸びる思いで堪能してきた。いやぁ、ほんと、すまん!て感じ。アトラス展にも圧倒されたが今回もいがったなぁ。彼の作品のほとんどは写真をもとに創作されている。具体的な出来事を切り取った写真。そして彼の作品の2/3以上はアブストラクトだということ。
「自分のやっていることはわからない。わかってはいけない。」という彼の言葉も含め鳥肌のたつ時間だった。そんな現代美術の権化のような存在に触れながら、建築での「模型」「写真」「コラージュ」という表現方法の可能性について考えた。それはまたあとの話。
いやぁ千葉いいとこだわぁ。もう一回来ようっと。
はい、じゃあそんなわけでノクティ城。
by fuming_century
| 2005-12-25 21:58